FC2ブログ

シリーズ奈良の写真4

奈良の写真です。奈良という土地柄は、なぜか朝夕の空気感に独特の雰囲気があります。そんなわけで今回は朝夕の風景を集めてみました。

10大神神社朝1011

奈良は日本が中央集権国家の道を歩み始めた場所です。その経済的バックボーンは稲作でした。そして、その時代から稲作に不可欠な水を供給してくれたのが三輪山です。科学がまだ発達していない当時、どうしてそれを知っていたかは不明ですが、人々はこの山を神と崇めました。これが大神神社(おおみわじんじゃ)の起源で、神道の誕生といっても過言ではありません。そんなわけで、私にとっては三輪山の夜明けは日本の夜明けと重なります。四季を通じて表情の違う写真を撮影している理由です。

17鳥見山朝景787B

ちょうどGWの頃、満開のツツジで有名な鳥見山の朝です。幾重にも重なる山襞の谷筋に朝靄がたなびいてくれます。

16明日香展望1002

こちらは明日香村の展望です。畝傍山の後ろにはこの地域のランドマーク・二上山がみえます。地元鎌倉と違って、明日香周辺では夕方になるとほぼ毎日のようにこんな感じの空気感に恵まれます。

15甘樫丘残照160405_002

同じ明日香村ですが、今度は甘樫丘の展望台から。すぐ目の下の和田池に夕陽が映り込み、奥には畝傍山と二上山が望めます。

13明日香細川棚田1008

同じ明日香村の細川地区。田んぼに水が張られ、早苗が植えられたちょうど今頃、二上山を背景に田んぼの水に夕空が映り込みます。この日は運良く光条もでてくれました。残念ながらこの時期はあまり花に恵まれないのですが、それでもこの光景を撮影したくて、5月末、こお為だけにわざわざ出掛けた時の写真です。

11明日香村夕景957

明日香村の八釣地区からの日没です。鎌倉で富士山の上に太陽が沈むのと同じ感覚で、明日香では二上山の沈む夕陽を地元の人は毎日追いかけています。
以上、朝夕の風景に共通していることですが、熱心な写真ファンを別とすると、これらの場所でこの風景を見ている観光客は基本的に全くいません。せっかく奈良までやってきて、こんな贅沢な風景を見ないで宿でゆっくり朝食や夕食を食べているのは、なんともったいないことだと思ってしまいます。

テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

Re: No title

こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。AWAYに奈良に知人ができたと思うだけでこっころが温まります。

No title

素敵な絵葉書をありがとうございます。奈良文化会館での素晴らしい桜の写真展を拝見できて良かったです。
上山先生の明日香の写真に魅せられて奈良に通っています。
入江写真美術館での写真展も9回でした。
人との会話が苦手なのでご挨拶できず失礼しました。
今後ともよろしくお願いいたします。
プロフィール

haradahiroshi

Author:haradahiroshi
古都写真家・原田寛
鎌倉好き・和文化好きな方々と共に集うサークル「倶楽部 和」を主宰しています。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク