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シリーズ京都の写真3

久しぶりの京都の写真です。今回は写真集『古都櫻』には掲載しなかったサクラの写真です。


平安神宮2

 

京都といえばベニシダレザクラ、ベニシダレといえば平安神宮。ソメイヨシノよりほんの遅くに開花するこの花は、私的には京都のサクラを代表する風景と思っています。写真集には東神苑・栖鳳池(せいほういけ)の辺りのサクラを掲載しましたが、白虎楼周辺の景観も京都のサクラを代表する風景です。ベニシダレ特有の花色と社殿の朱塗りのグラデーションがとくに印象的です。


仁和寺御室桜603

 

仁和寺の御室桜はソメイヨシノより少し遅れて咲き、背が低いので花を見やすいのが特徴です。工夫すればさまざまな撮影ができますが、何といっても五重塔を入れるのが一番ですから、晴天でないと撮影できません。興醒めの話ではあるのですが、実はこの写真の下部は押すな押すなの混雑で、雰囲気がまるで違います。


十輪寺サクラ15_0012

 

十輪寺のナリヒラザクラです。写真集では本堂の独特な形状の屋根を生かしたカットを掲載しましたが、この写真はお堂の中から見た姿。「三宝普感の庭」といって、立って、座って、寝て、三種類の見方があるといいます。この寺ではお堂の中で寝転ぶのも不謹慎ではないようです。


龍安寺シダレザクラ13_001

 

そして「虎の子渡しの庭」で有名な龍安寺です。石庭といえばここというほど有名です。この庭は、石庭だけでもちろん魅力的ですが、サクラ、新緑、紅葉、雪と季節の美しさを見せてくれます。私も雪以外は撮影できていますが、どの季節に訪れても、この写真にある3石が大好きなのでワンパターンの撮影してしまいます。


渡月橋サクラ190410_008

 

渡月橋周辺から見た雨の嵐山です。写真集では定番の渡月橋を入れたカットを掲載しましたが、ここでは雨の中で靄っていたので山腹だけを切り取りました。天候と喧嘩しても良い写真にはならないので、その日その日でアプローチを変えています。周辺の嘘のようににぎやかな街の雰囲気とは別世界になりました。


平野神社サクラ170404_013

 

最後は京都の花見を代表する平野神社です。写真集掲載の写真とは、わずかに撮影時間が違うだけなのですが、この写真の方が灯籠や提灯の光が回って夜景らしい雰囲気がでています。もちろん写真集の写真には他の表現意図がありますが、ほんのちょっとした違いで出来上がる写真のイメージは随分変化するものです。

テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

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haradahiroshi

Author:haradahiroshi
古都写真家・原田寛
鎌倉好き・和文化好きな方々と共に集うサークル「倶楽部 和」を主宰しています。

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