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シリーズ京都の写真

STAY HOME特別企画「シリーズ海の写真」はそろそろ見飽きてきた頃かと勝手に忖度して、今日は趣向を変えてちょうど今頃の京都の花風景を見ていただきたいと思います。

01大田神社のカキツバタ14_031

この時期の定番中の定番、太田神社のカキツバタです。上加茂神社の境外摂社で、すぐお隣のような立地の神社です。 全国的にも珍しいほどの群生ですが、何と平安時代からこの場所で咲いていたという野生のカキツバタです。フレーミングやアプローチを工夫する余地がほとんどない、つまり誰が撮ってもほぼ同じ印象の写真になってしまう場所なので、満開のタイミングに出会うことが絶対条件になります。地元なら可能ですが、関東からベストタイミングに出会うには何回もでかけてみるしか方法がないので大変です。

02平安神宮カキツバタ160511_003

同じカキツバタですが、こちらは平安神宮の中神苑にある蒼龍池です。平安神宮の雰囲気ということで、背景に臥龍橋を配置しました。この庭は明治時代に七代目小川治兵衛によって作られた近代日本庭園ですが、国の名勝に指定されています。

03三室戸寺のツツジ14_015

そしてこの季節を代表する花といえばツツジ。鎌倉では安養院や仏行寺が有名ですが、京都を代表するツツジといえば三室戸寺です。鎌倉とはスケールがまるで違っていて、およそ2万株植えられていて壮観です。

04東本願寺1186

これは東本願寺のツツジ。寺自体がとてつもなく大きく、とくに花を彩に植えて見てもらおうといった雰囲気は感じられないのですが、それでもこの景色ですから圧倒されます。

05城南宮ツツジ170425_008

城南宮楽水苑のツツジです。昭和の小堀遠州と称えられた中根金作による庭で、これは室町の庭。この写真に写っている範囲が庭園全体の5ブロックのうちの1つに過ぎないのですから、京都を訪れると庭園の美しさとともに、規模の大きさに圧倒されます。

06保津峡1188

これは高尾に向かう途中で嵐山高尾パークウェイを走っていて偶然みつけた展望台からの風景です。見えているのはちょうど保津峡で、よく見ればトロッコ電車の駅なども写っています。

07長岡天満宮ツツジ170425_017

ツツジの写真が続きますが、これはキリシマツツジという種類で、オオムラサキとは多少開花時期が異なっています。数ある京都を代表する名景の一つです。この一帯は京筍の産地で、背景に写ってるのもじつは天満宮の建物ではなく、境内にある筍料理で有名な料理屋のものです。ここで一度は食事をと思っているのですが、なかなか実現できません。

08松尾大社ヤマブキ170425_015

季節的にはヤマブキも連休明けくらいが最盛期になる花です。京都でヤマブキといえばまず松尾大社。賀茂神社が平安京の東を守るのに対して、この神社が西の王城鎮護を担っていたそうです。そして中世以降は酒の神として信仰され、いまでも醸造家の篤い信仰に支えられているようです。

09興聖寺ヤマブキ180405_003

そしてもう一つ、宇治にある興聖寺もヤマブキで有名です。ところが訪れてみると、鹿かなにかの食害でまったく咲いていませんでした。諦めきれずに何年か間をおいて再訪してみると、どうにか数株が復活していて、やっと撮影が実現した1枚です。春の新緑も十分撮影対象になりますし、秋には参道が紅葉で彩られます。

10下鴨神社のウツギ14_004

割と有名どころを中心に見ていただきましたが、ここらで多少フリを入れて下鴨神社のウツギです。写っている朱塗りの橋の脇には尾形光琳の紅梅図のモデルともいわれているコウバイも植えられています。

11貴船川のシャガ14_003

これは貴船川の辺りに咲くシャガです。川岸一帯に群生しているのですが、それが写真になるかといえばまったく別の話。随分時間をかけてロケハンしましたが、これが精一杯でした。

12平安神宮のオリヅル14_003

最後は平安神宮に戻って蒼龍池のオリヅルです。たしかに花姿は折鶴を彷彿させますが、アヤメ属はハナショウブ、アヤメ、ノハナショウブ、カキツバタ、イチハツなど種類が多く、まさにいずれがアヤメかカキツバタの状態。ネットで調べましたが到達できない花名でした。
古都シリーズの次回は京都の新緑と思っています。

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ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

haradahiroshi

Author:haradahiroshi
古都写真家・原田寛
鎌倉好き・和文化好きな方々と共に集うサークル「倶楽部 和」を主宰しています。

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