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シリーズ海の写真2

01披露山朝景200109_003

最初の撮影地は、正確には逗子市披露山になります。鎌倉と逗子の境界の東側ですが、見えている景色のうち江の島までは全て鎌倉になります。海の展望風景を撮影できる絶好のエリアで、周辺では大崎公園が一番人気の場所。逗子マリーナ東側の山の上にあたります。材木座周辺の撮影に比べると、江の島と富士山の位置が接近しているのが特徴です。この写真は今年の正月明けの早朝で、実際にはもっと暗いので15秒間もシャターを開けています。そのため、遠くに見える稲村ヶ崎に打ち寄せている波も形が残らずただ白い色だけになっています。

02大崎公園月明かり191113_002A

上の写真は朝の5時過ぎに、満月を撮影しようと同じ大崎公園に出かけたのですが、空いっぱいに雲が広がっていて、月をみることはできませんでした。真っ暗な公園に一人でしばらくいたのですが、やがて雲の薄いところから月光が洩れはじめ、このように海面に模様を描いてくれました。写真というのはこんな偶然のプレゼントに出会うこともあり、何が幸いするかわかりません。

03大崎公園月明かり200112_006

そして、前の写真は実はこのような景色をイメージして出かけた時の副産物でした。海面に映り込む月光が美しい時間帯は、肉眼ではほとんど富士山が見えていませんでした。逆に、富士山がもう少しくっきり見える時間帯になると、海面がこんなに美しくありませんでした。空気が澄んでいる確率の高い秋冬で月に一度しかない満月の朝という条件の中、よほど運が良くない限り、ベストにはまだまだ時間がかかりそうです。

04大崎公園夕景180214_001

一方、この写真は同じ大崎公園からの夕景色です。似たような写真は山ほどあるのですが、江の島と富士山の間にある山並みが比較的綺麗に写っているところが気に入っています。こんな絶好の条件だったのにシーキャンドルが点灯していないのが残念です。事情は忘れてしまいましたが、ついうっかりしていたのか、あまりにお腹がすきすぎたのか、それともトイレにいきたくなったのか、いずれにしても大した理由ではなかったように思います。

05由比ヶ浜朝景191220_017

今度は場所を移動して、坂ノ下から海沿いの坂を登っていった、ちょうど市営プールの北側の山もあたりから見下ろした朝日です。シラス漁の漁船でしょうか、ちょうど日の出の時間にシンクロしてくれたので、海面がとても美しく輝いてくれました。

06由比ヶ浜あけぼの191212_016

そして今度は坂ノ下の海岸からのあけぼの。まだ誰もいない浜に早くもサーファーが一人。サーフィン自粛の時期ではないので、まだ時間が早いだけの幸運。シラス漁の漁船もまだ出港前でした。朝まるで弱い私は写真をやっていなかったら、こんな時間帯に浜にいることはないと思います。

07由比ヶ浜あけぼの191212_010

08由比ヶ浜朝景191218_005

09由比ヶ浜あけぼの191212_002

昨年末は何日も朝夕海に通いましたが、どの写真にも鎌倉らしさを表現する個性的な背景がある訳ではありません。日によって微妙に表情を変える朝靄の中にかすかに逗子マリーナが写っていたりしていますが、意識しなければ気がつかない程度。それよりも雰囲気勝負といった感じです。もちろん思ったようでないので、撮影しないで帰途につくこともたくさんあります。

10-JC9W3583.jpg

うって変わって現実的な写真です。大潮の日の引き潮の時間帯、和賀江嶋の丸石を背景に稲村ヶ崎と江の島をいれて撮影し
ました。簡単そうに見えますが、虫や貝を採る家族連れがたくさん集まってくるので、それ以前の光線状態の良い瞬間というせめぎ合いのなかで撮影することになります。奇跡的に無人で撮影できた1枚です。もっとも、ムードのある写真が簡単に撮れて、こんな写真がものすごく難しいというのは楽屋裏の事情に過ぎませんが皮肉なものです。海の写真というと、湘南というイメージが強くなりがちですが、史跡などが入ってくると途端に鎌倉らしい表現に変化します。

11材木座726 (1)

大崎公園から見た月光の写真とイメージは似ていますが、こちらは太陽が雲間から海面を照らしています。材木座霊園から材木座方面を見下ろしています。雲の動きに合わせて刻々と光のあたる場所は変化していきますから、自分なりにバランスが良いと思う瞬間にシャッターを切っています。

12由比ヶ浜夕景200116_026

この日はすっきりしない空模様で期待薄だと思いながら材木座近辺の浜にでてみると、妙に砂防の塀が気になりました。ちょうどウィンドサーフィンが通りかかったので、ほんの出来心で私にしてはめずらしく手持ちでスナップしました。

13滑川河口夕景11_042

一時教室の生徒の間でもブームになった滑川河口の夕景です。年によって川の蛇行状態が違ってくるので、毎年、冬場の引き潮の日には確認にいく風景です。格好の位置にカップルのシルエット、背景には斜光と条件に恵まれました。欲をいえば川面が鏡面だったらもっと良かったのにと思いました。

14月と光明寺_2

今日の最後は坂ノ下からの満月。ちょうど光明寺の後ろから出てくれました。光明寺は大殿(本殿)の修理を始め、竣工までに11年かかるそうですから、しばらくこの景色は見られなくなってしまうのが残念です。
ご覧いただいていて気がついたかどうかわかりませんが、鎌倉の東側にある逗子をスタートして、少しずつ西に移動してきました。次回は稲村ヶ崎を舞台にお届けしようと思っています。















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ジャンル : 学問・文化・芸術

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haradahiroshi

Author:haradahiroshi
古都写真家・原田寛
鎌倉好き・和文化好きな方々と共に集うサークル「倶楽部 和」を主宰しています。

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