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若草山焼き

今年最初の関西撮影は1月23日の若草山焼きを目的に、22日の夜行バスで奈良に向かいました。早朝5時30分には京都八条口に到着し、手配してあったレンタカーで一路奈良へ。人気の行事は一日中場所取りが必須ですが、さすがに早すぎるので、まずは奈良駅近くの般若寺へ。スイセンの写真は以前にも撮影していましたが、本堂前のロウバイは以前はあまり絵にならなかったカット。まずまずの成果でした。

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山焼きの代表的撮影地はいくつかありますが、大池越しに薬師寺を入れたカットは現在塔の工事中で撮影できません。そこで今回は平城宮跡の朱雀門を前景にしたカットと事前に決めていました。現地につくとまだ午前中だというのに、すでにかなりの人数。一番早い人は朝7時ころにはきていたそうです。それでも、まずまずの場所が確保できて期待に胸が高鳴ります。ここからはひたすら待ち。上野と交代で散歩をしたり食事をしたり。いずれにしても寒い時期なので、かなり長くて辛い場所取りでした。そして、いよいよ花火の打ち上げ。これは鎌倉でも毎年撮影しているので、問題ありません。ただ、小雨まじりだったので花火の発色とシャープさが心配でしたが、まずまずの撮影になりました。

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問題は山焼きの方でした。ほんのわずかなのですが、小雨が降っていたため雨に濡れた草が燃えてくれません。かなり粘って待ちましたが、燃えないまま写真のような状態で終わってしまいました。

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通常は花火の写真と山焼きの写真を合成するのが定番ですが、これではどうにもなりません。何のためにはるばる奈良までやってきたのか、すっかり落ち込んでしまいました。やけっぱちで、大極殿前を近鉄の電車が通過する瞬間を撮影しました。きっと、こんなことでもなければ撮影しないカットだと思います。

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あとは翌日の京都に期待するしかありません。京都ではまず天龍寺でロウバイを撮影しました。これも以前に撮影したことがあるのですが、ろくな写真になりませんでした。ところが今回は、掲載写真以外も撮影でき、まずまず。花の写真は毎年状況が変化する可能性があるので、何回も訪れてみると、毎回新しい写真を撮影することができます。

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この時期はそれほど被写体に恵まれていないので、今度はすぐ近くの桂川沿いで枯れたカエデの枝を逆光で撮影することにしました。

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そして、出発前に依頼のあった大徳寺三門の写真を撮りに向かいました。おあつらえ向きの青空で、利休切腹の原因になったという、有名な山門を撮影することができました。

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大徳寺からそれほど離れていない北野天満宮にもロウバイがあるので移動しました。肝心のロウバイはそれほどでもありませんでしたが、早々とウメが咲いていたのと、ナンテンが撮影できました。

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花に恵まれない季節なので、早朝撮影や夜景の準備をして関西にきましたが、この日の夕方は高雄パークウェイの愛宕前展望台から京都の街を見下ろしました。夜景撮影では将軍塚と並ぶ人気の場所のようで、京都タワーもしっかり見えました。また、この日は偶然満月でもありましたので、比叡山と月のおまけカットも撮影できました。

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祇園に宿をとっていたので、花見小路で食事をして、宿に帰りました。夜中に雪が降るかもしれないという天気予報に期待しながらの就寝でしたが、翌朝夜明け前に起きてみると、路面には雪がありません。それでも、念のため北の方向に向かってみると、平安神宮の辺りでは薄雪が積もっていました。予定外のことで、とてもラッキーでした。

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太陽が昇ると、薄雪は解けてしまうので、撮影後さらに北へ。上賀茂神社境内は、さらに雪がたくさん積もっていて、赤い社殿や橋を入れながら、何カットも撮影できました。

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一度宿に戻って朝食。こんな時に限って朝食付きの宿をとっているので皮肉な結果となりました。そして、食後はさらに北へということで、今度は高雄へ。いくら山を登っていっても期待した雪はありませんでしたが、北山杉をいつも撮影している山肌だけは北面しているため、わずかに雪が残っていて、とてもラッキーでした。

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雪の撮影が終わってからは、何ヶ所か回ってみましたが、何の成果もなし。昼食後に最後に訪れたのが伏見の石峯寺。黄檗宗らしい中国風の山門前にナンテンの実が鈴なりでした。

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今回の撮影行では、事前に準備した早朝撮影と山焼きが空振りでしたが、逆に予定外の雪には助けられました。奈良、京都は宿がなかなかとれない状況なので、天気予報を見て急に撮影にでかけることができません。そういう意味ではとてもラッキーな撮影行だったと、むりやり納得させています。























プロフィール

haradahiroshi

Author:haradahiroshi
古都写真家・原田寛
鎌倉好き・和文化好きな方々と共に集うサークル「倶楽部 和」を主宰しています。

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