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シリーズ鎌倉の写真5

車両のない江ノ電写真がテーマです。鉄道写真の世界は、車両以外にも駅舎や踏切、レールや信号機など、鉄道好きの心にしみる被写体がたくさんあります。


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関東の駅100選の極楽寺駅で、小さいながらも雰囲気があるので人気です。駅舎は車両のない写真の定番中の定番。そしてこの駅ではサクラの季節以外には郵便ポストを入れるのが定番です。改札奥のわずかな隙間に無理して江ノ電をいれることもできますが、ほとんど目立たないので、どちらでも良いとおみます。今回はテーマが「車両のない」ですから、当然車両は入っていません。


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この角度だとどこで撮ったかが分かりづらいですが、御霊神社前の踏切です。「最後から2番目の恋」で小泉今日子がいつも渡っていた踏切です。江ノ電が写っているカットもありますが、そうするとどうしても車両が主役になりがち。浴衣だけが目立つので、夏の盛りの雰囲気が伝わりやすいのではないでしょうか。


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車両が近づいてきて信号機が点滅を始めた瞬間の踏切です。光線状態がまあまあだったのと、海の色が美しかったので、車両無しにしてみました。踏切の向こうがすぐ海というこの設定は、とても魅力的に感じます。


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江ノ電は単線で同じホームに上り電車と下り電車の両方がきます。そのため、上下を間違えて乗らないように、どの駅にもこの表示板があります。ただ、鎌倉高校前駅だけは背景が美しいので、被写体になるということです。表示板の背後が134号線ですから、当然赤い車や黄色い車など、ビジュアル本意で待ち構えています。そんな中、偶然漁船が通過してくれました。


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同じ駅の夕景です。太陽が沈む方向は季節によって変化しますが、その変化に合わせて写真を撮る人間は撮影場所を移動していきます。どこで撮影すれば太陽が富士山や江の島の周辺に沈んでくれるかということをいつも気にして撮影地を決めている訳です。この季節になると材木座や稲村ヶ崎のような海の夕陽の定番撮影地は季節外れになってしまいます。


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S字状の線路、信号機の光、線路への映り込み、こんな些細なことが鉄ちゃんの心に響きます。私は古都を専門に撮影していますが、実は鉄ちゃんです。子供のころは「鉄道ピクトリアル」や「鉄道模型」という雑誌を定期購読していました。江ノ電の車両がいても良いのですが、いなくともこの雰囲気は好きです。


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こんなポイント信号機には痺れます。でも、きっと鉄道にあまり興味のない人は、何が面白いんだろうと思うかもしれません。撮り鉄の人はこういう写真が好きだと思いますが、最近は鉄女も多いそうです。江ノ電の場合には旅というほど大げさではないかもしれませんが、なぜかこんな写真は旅情を感じさせてくれます。



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シリーズ海の写真

「STAY HOME週間」なるものが生まれて、期間中は鎌倉の海も立ち入り禁止ということに。観光客が押し寄せるのは困るということなのか、地元の人間もダメということなのか、なかなかあいまいな規制のようです。地元ではサーファーは連盟からの通達でサーフィン禁止のようですが、犬友の人たちは遠慮しながらも朝夕の散歩はしているような雰囲気です。そんななか、鎌倉市長は「観光客は鎌倉に来ないでください」とまるで院長回診のようにスタッフを引き連れて、市内を歩き回っています。新型コロナウィルス関連のニュースは暗くなってしまうので、ブログでは明るく何回かにわけて、まずは日頃見ていただく機会が少ない「シリーズ海の写真」をご覧いただきたいと思います。

A1光明寺サクラ803-2

奈良や京都などの古都とくらべて、鎌倉は海のあることが大きな特徴です。私の写真は寺社の写真というイメージが強いと思いますが、鎌倉の大きな特徴は当然ながら撮影しています。光明寺の裏山のように場所を選べば、寺の境内、海、富士山といった三大噺のような写真も撮影できます。

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そんな訳で、同じ場所から夕景色も撮り、イチョウ黄葉も撮影した次第です。個人的には鎌倉を象徴する風景だと思って、さまざまな雑誌の特集でも編集者にこのシーンをお勧めしています。

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そしてこちらは成就院の参道越しの由比ヶ浜で、かつてはアジサイ越しの風景でした。東を向いているので、当然ながら富士山は見えませんが、弓形にのびる由比ヶ浜を望むことができます。かつて都から鎌倉にやってきた人たちは、東海道を経て極楽寺坂のこの高台に立ったとき始めて鎌倉の地を見たことになったのだと思います。そんなイメージから、やはり外せない場所だと思います。

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坂ノ下あたりの路地です。路地が多いのも鎌倉の特徴のひとつです。路地の奥には寺社があったり、洋館があったり、そして海があったりです。奥の道をサーファーが自転車で通過するところを撮影しようと思っていますが、実現できていません。

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稲村ヶ崎をシルエットにした夕日です。稲村というと西側の鎌倉海浜公園をイメージする人が多いと思いますが、東側も年末近くの太陽が一番南によっている時期に訪れると、こんな風景に出会うことができます。

A7日坂

そして日坂(にっさか)から見下ろした鎌倉高校前駅の踏切。スラムダンクの舞台になったことから、聖地巡礼の外国人が多くて、最近はこのようなカットもなかなか撮影できなくなってしまいました。

A8鎌倉花火大会3

そしてこれは天園ハイキングコースの十王岩から見下ろした鎌倉花火大会です。漁船から海中に投げ入れられる水中花火が鎌倉の人気花火です。今年はオリンピックが開催されるため中止ということでしたが、オリンピックは来年に延期、それでも新型コロナウィルスのため再開はできないでしょうから、結局二年続けて中止になるのだと思います。
なにはともあれ、ご覧いただいたように海と鎌倉は切り離せないので、今までも撮影はしていました。昨年から今年にかけては、海専門の写真家とお目にかかって刺激を受けたことから、海がマイブームになってしまいました。そんな写真を今後も何回かにわけてみていただけたらと思っています。









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鎌倉情報

つい先日、ハギ・ヒガンバナを追いかけていましたが、どうにか秋も進んでいるようです。ここ数日で撮影しておかないと、また台風の被害で撮影ができなくなってしまうかも知れません。そんなわけで、今日も精力的に撮影にでかけてきました。まずは瑞泉寺。例年ここのフヨウは妙隆寺などに比べると遅く満開を迎えますが、それでも9月上旬が平年値です。ところが、今年は今が満開。一気に咲き誇った感じです。そして、先日の車両移動教室ではまだパラパラだった海蔵寺のシオンも満開になりました。この花は比較的花期は長いのですが、花の色が今が一番美しいので、可能な人はぜひ出かけてみてください。そして浄妙寺。鎌倉でコスモスの名所と呼べるほどの撮影地はありませんが、この寺の本堂裏にはまあまあの群落があります。その他では宝戒寺のフヨウなどもまだ撮影できます。写真はすべて本日撮影です。

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鎌倉周辺ツアー

9月29日に予定していた鎌倉周辺巡りツアーの報告です。じつは、関西ツアーから戻ってきた翌日、目的地に予定していた「ソレイユの丘」に下見に出かけましたが、コスモスがほんの数輪咲いている程度で、まったく撮影には向かないことが判明しました。そこで、急遽中止を決定して、参加者には鎌倉中心の教室に変更する連絡をしました。それでも参加するという人と、翌日生涯学習センター前で集合しました。

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それでもせっかくの車両移動教室なので、少しはアクセスの悪い場所にもということで、まずは藤沢市と茅ヶ崎市、寒川町の境を流れる小出川のヒガンバナを撮影することに。急なことなので、当日の早朝に下見にでかけましたが、幸いなことに満開でした。細い川の両岸にヒガンバナが群生し、ところどころにシロバナも混じっています。ただ、あまり絵に変化が感じられないので、私としては珍しくシロバナも交えたアップ写真にも挑戦しました。

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さらに西の方向へ進んでいくと、今度は田んぼの畔にもヒガンバナが。ちょうど田は稔りの秋を迎え、場所によってはまだ穂を垂れていたり、刈り取りが終わって「はざかけ」になっているところもあり、多少変化がみられました。一番上の写真ではかすかに籾殻焼きの煙も写っています。

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11英勝寺スイフヨウ190929_001

じっくり撮影を済ませたあと移動途中に昼食を済ませ、鎌倉へと戻りました。まずはヒガンバナ満開の英勝寺へ。今年はまだスイフヨウも満開でした。

12海蔵寺ハギ190929_003

13海蔵寺フヨウ190929_001

そして、海蔵寺へ。門前のハギがあまり花付きがよくなかったので、上野のスマホ写真に触発されて、門前の道端のハギを初めて撮影しました。ここでも境内ではまだフヨウが満開。考えてみればこんなに綺麗なフヨウを海蔵寺で撮影したのは初めてのような気がします。

長寿寺ハギ190929_001

そして、最後の撮影地が長寿寺。門前に人叢しか咲いていませんが、下見で写真になることを確認済みでした。夕方の空気感も味方してくれ、思ったような写真に仕上がりました。
無事ツアーは終了しましたが、時間の関係で鎌倉では下見していた場所をすべて回れませんでした。そこでここからは翌日の一人撮影です。

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まずは極楽寺の門前。以前はここにハギが植えられていたのですが、しばらくは刈り取られてなくなっていました。それがここのところ復活したようで、夏のフヨウの時期に確認できていました。

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そして、以外なことに大船の常楽寺参道。山門のだいぶ手前に満開のシロハギ。望遠レンズの圧縮効果でもっともらしい写真に仕上がりました。

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17小出川ヒガンバナ夕景191001_039

そして夕方。小出川のカットが結構西向きが多かったので、夕景が取れるのではないかと再度訪問しました。運が良ければ
この方向に富士山も出るはずなのですが、さすがにそこまでは一発では巡り会えませんでした。関西ツアーからここまで、怒涛のような一週間でしたが、思いの外好条件に恵まれて大満足でした。


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6-7月

ここのところ、関西ツアー報告が多いので、今回は地元の6-7月撮影のピックアップです。まずは6月から。

光明寺サツキ190601_017

毎年のように撮影している光明寺のサツキ。今年は擬宝珠シリーズの1枚を。地元で毎年撮影しているとどうしてもマンネリになりがち。そこで新しい工夫を求めた結果がこんな写真を生んでくれました。

海蔵寺サツキ190603_001

こちらも毎年撮っている海蔵寺のサツキ。今年はタイミングが合わずに左側のサツキが盛りを過ぎていたので、苦肉の策で光悦寺垣を生かしました。

海蔵寺マツバギク190603_003海蔵寺サツキ190603_001

同じ海蔵寺のマツバギクですが、近年花付きがあまり良くありません。そこで、前後にサツキを入れて華やかさを追加しました。

長谷寺ハナショウブ190624_001

長谷寺のハナショウブは年々筏の数が増えているようで、例年になく豪華に撮れました。

明月院ハナショウブ190610_020

そして明月院。以前はなかった砂の山をのぼる兎と亀。ちょっとサボっていると、こんな新しい風景を見逃してしまうので気が抜けません。

成就院アジサイ190624_002

規模は以前ほどではありませんが、成就院のアジサイも百株ほど新たに植えられて一部復活の新しい風景になりました。

長谷寺アジサイ190624_007

長谷寺の今年は花の状態がいまいちでしたが、無理やりそこそこの雰囲気に仕上げました。典型的なワイドマジックのおかげです。

明月院アジサイ190610_002

三脚を使用できない明月院の定番カットは四苦八苦して撮影しましたが、たまにはこんなカットも。

大巧寺ムラサキクンシラン190708_009

そして7月。大巧寺のムラサキクンシランも毎年のことですが、意外にも雨日の撮影は初めてでした。

常盤界隈ムラサキクンシラン190706_008

そして常盤の住宅街で今年新たに見つけた場所。狭い鎌倉でもまだまだ気が付いていない花名所があるようです。

大巧寺ハス190708_005

大巧寺のハスは鉢植えなので撮影はしやすいのですが、背景がなかなか寺院らしさの表現になってくれません。せいぜいこんなところでしょうか。

本覚寺ハス190708_011

そして、やるに事欠いてといった感じですが、本覚寺の蓮葉。葉っぱのエッジ部のハイライトに惹かれて撮影しましたが、背景のピンクのボケが花です。

大根島ハマユウ190725_015

そして最後は本日撮影のホッカホカ。三浦半島の天神島のハマユウ。野生としては日本の北限だそうです。奈良県、京都府を撮影していると、鎌倉だけが市では不公平だと思い、神奈川県に最近ちょっとだけ撮影範囲を広げています。












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プロフィール

haradahiroshi

Author:haradahiroshi
古都写真家・原田寛
鎌倉好き・和文化好きな方々と共に集うサークル「倶楽部 和」を主宰しています。

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